Investigator

開始10分前に見る要点

建材調査者は、調査の流れと判断根拠を残すことが中心です。制度・図面・現地・分析・報告をつなげて確認します。

事前調査の流れ

書面調査、現地調査、必要に応じた分析、結果の記録・報告という順番で整理する。

調査者の要件

令和5年10月1日以降着工の建築物解体・改修工事は、原則として調査者等が事前調査を行う。

報告対象

建築物解体は解体部分80平方メートル以上、建築物改修は請負金額100万円以上が代表基準。

調査結果の扱い

石綿あり、石綿なし、みなし、不明、未確認範囲を区別し、判断根拠を残す。

図面で見るもの

仕上表、矩計図、平面図、天井伏図、改修履歴。図面と現況が違う前提で確認する。

分析・採取

見た目や商品名だけで断定しない。採取位置、試料番号、写真、復旧、混同防止を残す。

Frequent topics

頻出問題から逆算した要点

100問で繰り返し出る制度、図面、建材、採取・分析、報告の判断を、直前確認用にまとめています。

制度は「誰が・いつから・何を調査」

令和5年10月1日以降着工の建築物解体・改修では、原則として建築物石綿含有建材調査者等が事前調査を行う。

報告対象の数字

建築物解体は解体部分80平方メートル以上、建築物改修は請負金額100万円以上。報告対象と事前調査の必要性は別に考える。

調査者区分

一般はすべての建築物、一戸建て等は対象が限定される。特定は実地研修等を含む上位区分として整理する。

法令の目的を分ける

石綿則は労働者の健康障害防止、大気汚染防止法は大気中への飛散防止。目的を分けると選択肢を切りやすい。

建材分類は部位で思い出す

鉄骨梁の耐火被覆、機械室・ボイラー室、煙突断熱材、外装材、床材、天井材、設備貫通部は見落としやすい。

図面は「現況と違う」前提

竣工図、施工図、仕上表、矩計図、改修図、天井伏図を確認する。図面どおりと決めつけず、改修履歴と現地を照合する。

同一建材の判断

同じ部屋・同じ見た目でも、色・模様・施工区画・改修時期が違えば別建材として考える。テナント区画も要注意。

隠ぺい部・未確認範囲

点検口から一部しか見えない、天井裏や配管周りが確認できない場合は、未確認範囲として理由と位置を記録する。

試料採取は混同防止が命

採取位置、試料番号、写真番号、部屋名、建材名、層構成を対応させる。採取後は飛散防止と復旧を行う。

分析は定性と定量を分ける

定性分析は石綿の有無、定量分析は含有率を見る。JIS A 1481、偏光顕微鏡、X線回折、電子顕微鏡の役割をざっくり区別する。

判定は「あり・なし・みなし・不明」

石綿なしは根拠が必要。根拠不足なら分析、または石綿ありとみなして扱う。みなし判定は報告書に理由を残す。

報告書は第三者が追えること

調査範囲、未確認範囲、判断根拠、写真、採取位置、分析結果、劣化状態、所有者等への説明内容を整理する。

Traps

建材調査者で注意するひっかけ

  • 「講習修了者でなくても、石綿作業主任者なら常に調査者」は言い過ぎ。調査者要件を分けて読む。
  • 「報告対象外だから事前調査も不要」は誤り。報告対象の基準と事前調査の義務を混同しない。
  • 「調査しなくてよい」「写真だけで判断できる」は基本的に危ない。
  • 建材データベースは有用だが、掲載なしでも石綿なしとは限らない。
  • 同一建材でも、施工時期・改修履歴・外観差があれば分けて考える。
  • 「石綿なしなら記録不要」は危険。判断根拠の記録が重要。
  • 報告書は第三者が後から追えるように、根拠と範囲を明確にする。

Finish

最後の30秒

数字は0.1重量%超、令和5年10月1日、80平方メートル、100万円を最後にもう一度だけ見ます。 迷ったら、建材調査者は「根拠を残す調査」と考えると選びやすくなります。